ほとけ様のこころ
お不動さまはこの教令輪身の明王で、仏さまの使者であるから、その手足となってこまめに働きまわり・・・
不逞の輩には容赦せずに制肘を加え、無知の輩は引きよせて懇切丁寧に教えようというのです。
これはちょうど去るものは追わずと、人生街道の脱落者や落第生を手をこまねいて見棄てるのではなく、どこまでもついていって破邪顕正しようとする慈悲心のあらわれでもあります。
仏さまはすべての人びとを救いとるために、この世に存在しているわけですが・・・
世の中には縁なき衆生もいるらしく、まともなことをいくらやさしく言って聞かせても馬の耳に念仏で、聞く耳を持たない者がいます。
そうした人には仏さまのほうから出ていって、その耳をこじあけ、仏の言い分をよく聞かせる必要があり、そんな時に必要なのがこのお不動さんなのです。
いつもやさしい態度で接していると、それをよいことに甘やかされだらけきってしまう現代人には、そのいじけた心をきびしく叱るこうした男性的な仏さまもいることを忘れてはなりません。
創価学会 仏壇などを持っている方なら、このような話は興味深いのではないでしょうか。