アンドレ・ジェダルジュ
ラヴェルは、リヒャルト・ワーグナーのような宗教的テーマを表現することを好まず、
その代わりにインスピレーション重視の古典的神話を表現することを好んでいました。
ピアノ協奏曲ト長調について、ラヴェルは、モーツァルトおよびサン=サーンスの協奏曲がモデルとして
役に立ったと言っています。
彼は1906年頃に協奏曲『Zazpiak Bat』(バスク風のピアノ協奏曲)を書くつもりでしたが、
結局完成されませんでした。
ラヴェルはこの作品を放棄しましたが、その代わりピアノ協奏曲など、他の作品のいくつかの部分で、
そのテーマとリズムを使っています。
ラヴェルは、「アンドレ・ジェダルジュは私の作曲技術の開発において、非常に重要な人でした」
と語ったといいます。

ジェダルジュは対位法教程を残した初期の作曲家です。
ラヴェルの他にもシュミット、ミヨー、オネゲルらフランス近代を代表する新古典主義者を育て、
この時期をを代表する教育者のひとりです。