野生の種子を集める 4
種子の採取に用いた道具は、両手、かま、大がま、プロワ、ストリッパー、ヘッダー、ピーター、そしてバインダーという農業機械、そして、ついにコソバインも持ちだしました。
そして数トンの種子が集まりましたが、どの場合も、自然に実っている種子量の半分以上は、地面にこぼれてしまいました。
野生植物の側にたって言えば、そう簡単に持ち去られては、生存がおぼつかないのです。
さて、半分以上は収穫できなくとも、野生植物が密生していて、十分な量が獲得できれば、食料は確保されることになります。
旧約聖書「出エジプト記」に、イスラエルびとがながい流浪の末、その終着地として選んだ肥沃な土地カナンがでてきます。
そのカナンの地から北方、ガリラヤ湖付近には、野生2粒コムギや野生オオムギが生えています。
イスラエル大学のゾハリ博士は、そこで、これら野生植物の種子を集めたところ、10アールで50~80キロになりました。
同じくらいの量がゾハリ博士の手から逃れてこぼれてしまったであろうことを考慮すると、いかに豊かな地であるかがわかります。